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病棟行事食~節分~

ブログ2026.03.06

病棟行事食~節分~

皆さま、こんにちは。草花クリニック栄養課です。

入院されている患者さまに四季の移り変わりや季節ごとのイベントの雰囲気を感じていただけるよう、草花クリニックでは「行事食」を提供しています。

これまでにもこどもの日クリスマスなど様々な行事食を紹介してきましたが、今回は入院中の患者さまと当院の職員へ2月の昼食に提供した「節分の日特別メニュー」をご紹介いたします。

節分の日特別メニュー

節分は、冬から春への節目に「健康に一年を過ごせるように」と邪気を払う行事です。
食べることで体の内側から健康になれるよう、今回は行事特別メニューとして、節分そば、福豆のかき揚げ、鬼プリンを提供いたしました。

節分メニューおしながき
節分メニュー

縁起のよい食材をたくさん盛り込んだ「節分そば」

「恵方巻き」や「大豆」などは節分に食べる縁起ものとして有名ですが、それ以外にも「節分に食べると縁起が良い」と言われている食材があることをご存知でしょうか?

節分に食べる7つの食べ物

実は「いわし」「こんにゃく」「けんちん汁」「そば」「くじら」なども、節分の縁起物なのです。
当院では、患者さまにもたくさん縁起の良いものを食べていただこうと「いわし」「こんにゃく」「けんちん汁」「そば」を盛り込んだ「節分そば」を提供いたしました。

魔除けの風習から「いわしのつみれ」

柊鰯

節分には「柊鰯(ひいらぎいわし)」という、焼いたいわしの頭を柊の枝につけて、家の戸口に吊るしておく風習があります。
鬼は柊のとげと鰯の独特な匂いを嫌うため、柊鰯の飾ってある家に近づかないと言われており、古くから魔除けとしてこの風習が行われてきました。

いわしのつみれ

今回は、そばの具にうま味と栄養のつまった「いわしのつみれ」をご用意しました。
ごろっと入ったつみれは、食べ応えも抜群です。

体の掃除に「こんにゃく」

こんにゃく

こんにゃくは体の砂払い」という言葉があるほどに、こんにゃくには食物繊維が豊富で、体内の老廃物を排出しておなかの掃除をしてくれる作用があると昔から信じられていました。
そのため、悪いものを体の外に出して厄を落とすという意味や「来ん厄(厄が来ない)」という語呂合わせで、厄除けとして食べられるようになりました。

糸こんにゃく

今回の節分そばの具には、高齢の患者さまでも食べやすい「糸こんにゃく」を盛り込んでいます。けんちん汁とも絡みやすく、ぷりぷりとした歯切れが加わり、節分そばの食感のアクセントになっています。

体があたたまる「けんちん汁」

今回の節分そばはけんちんそばです。

昔から、立春を迎えて最初の午の日である「初午(はつうま)」には稲荷神社などでお祭りが開かれており、けんちん汁は体を温めるために振舞われていたとされています。
節分も同じく寒さの残る時期の行事ですから、栄養を取って体を温められるけんちん汁が定着したようです。

旧暦の「年越しそば」!?

節分そば

「節分にそば?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

昔は春の始まりになる立春(2月4日)が一年の始まり(旧暦の正月)とされていたので、立春の前日である節分の日に「年越しそば」の感覚で、そばを食べていたと言われています。そばは切れやすいので「1年の厄災を切る」として昔から縁起を担いで食べていたのですね。

まだまだ寒さは残りますが、縁起物いっぱいのあたたかいおそばで、患者さまや職員の皆さんが健康で元気に過ごせるよう、願いを込めた一品です。

大豆と同じ植物枝豆を使った「福豆のかき揚げ」

そばのお供と言えば、やっぱりかき揚げですよね。
今回は「福豆のかき揚げ」と名付けた枝豆のかき揚げを提供いたしました。

かき揚げ

節分で魔(鬼)を滅するために撒いたり、年の数食べたりすることでお馴染みの大豆は、枝豆の成熟した状態で、元々は同じ植物です。

緑色が目にも鮮やかな枝豆は、かき揚げにすることでそばとも相性抜群!とても美味しく頂きました。

なめらかで食べやすい「鬼プリン」

今回のデザートとしてご提供したプリン……実は、豆乳プリンなんです!

大豆ペーストを使用したプリンは嚥下機能が弱い患者さまが食べづらくなってしまうことがあるため、大豆を豆乳に変更することでなめらかさをアップし、食べやすくなるよう工夫しております。

鬼のイラストが描かれた豆乳プリン

見た目もかわいく、栄養士さんがこしあんで鬼の顔を書いてくれました。
患者さまにも大変好評で、ペロっと完食されていました。

入院中の楽しみとなれる食事を

節分

入院生活のなかでは季節の移ろいを身近に感じにくいため、季節感を少しでも感じていただけるよう、草花クリニックでは行事食を提供しております。

入院患者さまが食事から癒しや安らぎを感じて元気になっていただけるよう、これからも努めてまいります。