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インフルエンザ予防接種はお早めに!

ブログ2018.10.31

インフルエンザ 予防接種

こんにちは。理事の下村薫です。

今日はインフルエンザのお話です。

今年のインフルエンザは流行が早くて、一部地域では学級閉鎖もでているようですね。
これから寒くなるにつれて、さらに流行することが見込まれます。

備えあれば憂いなし。大流行する前にインフルエンザ予防接種をおすすめします

インフルエンザの予防接種は毎年受けるの?

インフルエンザ予防接種って毎年やる?

毎年インフルエンザの予防接種する理由は、インフルエンザウイルスは毎年変異しているからです。

そのため毎年のワクチンは流行型の予測を元に製造されており、インフルエンザウイルスはその抗原性の違いからA型、B型に分けられています。

以前はA型株2種類とB型株1種類でした。しかし2015年-2016年シーズンからはA型株2種類、B型株2種類をターゲットとした4価ワクチンとなり、より広く感染予防ができるようになりつつあります。

4価ワクチン

インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザにかからないとは言えませんが、重症化の予防になります。昨年打った方は今年も、昨年打たなかった方は、今年からインフルエンザ予防接種を始めましょう。

インフルエンザの症状と予防

インフルエンザはかぜと比べ、高熱、寒気、筋肉痛や関節痛などの全身症状が強いのが特徴です。

罹ってしまうと症状がとても辛いうえに、飛沫感染などで周囲へ広めてしまう恐れもあります。

インフルエンザの症状

年末に近づくにつれ、インフルエンザワクチンが不足することがありますので、早めの接種をおすすめしております。

そもそもワクチンってなんでしょう?

ワクチンとは病気を引き起こす病原体の抗原を接種し、免疫力を上げて感染を予防する方法です。

インフルエンザワクチンって?

対象とする病原体ごとに生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドの3種類があります。

生ワクチンは病原体の病原性を弱めたもの、不活化ワクチンは病原体を不活化して感染性をなくしたもの、トキソイドは病原体が出す毒素を無毒化したものです。

これらのうちインフルエンザは不活化ワクチンにあたります。

インフルエンザ予防接種の回数と年齢について

インフルエンザ 公費

インフルエンザワクチンは65歳以上の高齢者と、60歳から64歳の基礎疾患のある方は公費(一部自己負担)で接種できます。

その他の方は任意接種のため自己負担となりますが、どなたでも接種できますのでご希望の方は当クリニックの受付へお気軽にお申し出ください。

また、13歳未満は2回接種が基本で、13歳以上の方は1回接種で十分とされていますが、免疫力の弱っている方の中には2回接種が必要な方もいらっしゃるのでご相談ください。

13歳未満 インフルエンザ予防接種

インフルエンザ予防接種以外の予防策

インフルエンザ予防には咳エチケットも大切です。マスク着用を心がけましょう。また、外出後の手洗い、食事や睡眠に気をつけ、部屋の湿度を適度に保ちましょう。インフルエンザ流行時は人混みや繁華街への外出も控えると良いですね。

インフルエンザ予防

もしもインフルエンザに罹ってしまったら、当クリニックではインフルエンザ検査キットがありますので、診察室で迅速診断することができます。インフルエンザの治療には抗ウイルス薬があります。

インフルエンザをはじめ、お身体の具合でわからないことがあれば、お気軽に当クリニックへお問い合わせください。