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夏バテを乗り越える食習慣

ブログ2018.07.12

暑い夏は食欲がなくなりがちです。
食欲がないからといって食事を抜いたり、食べる量を極端に減らすのは、さらにだるさが増し、体力が落ちることにつながってしまいます。
そんな夏バテにならないための食習慣のポイントをご紹介します。

朝食で朝からしっかりエネルギー補給

朝食で朝からしっかりエネルギー補給

夏バテにならないために大事なことは、体を冷やさないことです。
「食べる」ということは、食べ物を消化し、エネルギーを作り出すことで、体温を上昇させます。
そのため、食事を抜くと、体温を上げることができず、血液の流れが悪くなり体が冷えやすくなってしまいます。
また、3食の中で、朝食は最もエネルギーを生みやすく、体温を上昇させやすいのです。
できれば、温かい味噌汁やスープなどを食事の最初に飲むとよいでしょう。温かいお茶などでも効果的です。
1日の始まりに朝食を食べてエネルギー補給をしっかりと行い、体温を上昇させましょう。

フルーツで失われたミネラルを補給

フルーツで失われたミネラルを補給

夏のからだのだるさは、汗で失われるカリウムというミネラル分の不足が考えられます。
カリウム不足を、一気に解消してくれるのが「フルーツ=果物」です。

汗はしょっぱいので、汗をかいたら塩分を摂らなければと心がける人は多いと思います。
ですが、塩分だけでなく、カリウムというミネラル分も一緒に失っています。
カリウムは筋肉の収縮に関わるので、不足すると足がつりやすくなったり、からだのだるさを引き起こしやすくなります。

カリウムは昆布やひじき、わかめなどの海藻、ほうれん草や小松菜などの野菜にも含まれていますが、カリウムには水に溶けやすく、熱に弱い特性があります。そのため、調理することでカリウムを失ってしまうことが多いのです。
しかし、くだものは生のまま食べられるので、カリウムをムダなく摂ることができる優れものです。
特に旬のすいかやメロン、桃やぶどうなどは、水分もたっぷりと含まれており、汗をかく夏のからだにぴったりです。
食欲がない朝でも、くだものなら食べやすいですよね。
夏には1日1回果物を食べましょう。

夏の水分補給は麦茶が一番

夏の水分補給は麦茶が一番

上記でもお伝えしましたが、汗をかいて水分が排出されることで、血液の流れが悪くなると、夏バテしやすくなります。
麦茶独特の香りが血液の流れをよくする作用のあることが、カゴメ総合研究所と農水省食品総合研究所の共同研究によってわかりました。
この麦茶の香りは、大麦を焙煎することで発生する成分が、血液の流れを良くするとのこと。
そのため、ただ水分を補うだけでなく、血液の流れをよくする働きのある麦茶を飲むことは、夏バテ防止や解消に効果的です。
他にも、麦茶はさまざまな働きをする成分を含んでいます。

  • 胃を守る働き  ・・・ 夏に弱った胃腸へ優しい。
  • ノンカフェイン ・・・ 赤ちゃんからお年寄りまで飲め、寝る前にも飲むことができます。

しかし、冷たい麦茶を飲み過ぎると、逆に体を冷やしてしまうので注意しましょう。

今から食習慣をしっかりと見直し、夏バテすることなく、暑い夏を乗り越えましょう!
何か、お悩みごと等ありましたら、お気軽に草花クリニック栄養課にお尋ねください。