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胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)のすすめ

ブログ2024.03.14

胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)のすすめ

こんにちは、外来看護課です。
皆さまは、一般的に胃カメラ・大腸カメラと呼ばれている「上部消化管内視鏡検査」「下部消化管内視鏡検査」を受けたことがありますか?

「痛い・苦しいイメージがある」「するべきか分からない」などの理由から検査を躊躇される方もいらっしゃいますが、胃カメラ・大腸カメラは胃がんや大腸がんをはじめとした胃腸の病気を調べることができる、とても大切な検査です。

今回は胃カメラ・大腸カメラの大切さを知っていただけるよう、「胃カメラ・大腸カメラで何が分かるの?」「どのような場合に受診するべき?」といった疑問に応えていきたいと思います。

胃カメラ・大腸カメラで分かること

胃カメラや大腸カメラは柔軟性のあるスコープを挿入することで医師が胃腸を直接観察し、胃がんや大腸がんなどの胃腸の疾患を発見することができる検査です。

胃カメラ・大腸カメラのイラスト

胃腸の検査ではバリウム検査や大腸CT検査など内視鏡を使わない方法もありますが、白黒で色調の変化や出血の有無など細かな観察ができないため、進行しないと発見しづらい特徴があります。

そのため、病気のリスクが高い場合には、より精密な検査ができる胃カメラ・大腸カメラの受診をおすすめしています。

病気の治療で大切なのは、早期発見・早期治療です。
大腸がんや胃がんは2019年に新たに診断された部位別がん罹患数が男女総計で1位・3位になるなど罹患数も多いため、検査をして早期発見を目指しましょう。

胃カメラ・大腸カメラの受診をおすすめする場合

早期発見に効果的な胃カメラ・大腸カメラですが、どのような場合に受診するべきなのでしょうか。
下記の(1)~(5)に一つでも該当される場合には、胃カメラ・大腸カメラを受診されることがおすすめです。

(1)症状があるとき

ご年齢に関係なく症状がある場合は、病気が潜んでいる可能性があるため、胃カメラ・大腸カメラの受診をおすすめいたします。「若いから大丈夫!」と思わずに、一度検査を受けてみてください。

<ポイント>症状がある方は若いから大丈夫!と思わずに一度胃カメラ・大腸カメラを受けてみてください。

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)をおすすめする症状

  • 胃の痛み
  • 胃もたれ
  • げっぷがよく出る
  • 苦いもの(胃酸)がこみあげてくることがある
  • 胸やけ
  • しみる感じがする
  • 胃がはる
  • 食欲がない
  • 消化が悪い
  • のどのつかえ感
  • 飲み込みづらい
  • 便が黒い
  • 体重が減った など

胃カメラや大腸カメラをおすすめする胃の痛みのイラスト

大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)をおすすめする症状

  • 便に血が混じる
  • 便秘になる/便がスッキリ出ない
  • 下痢が多い
  • 便秘と下痢をくり返す
  • 便が細くなった
  • お腹がはる
  • お腹が痛むことがある
  • 下着(パンツやおむつ)に血液がついていることがある など

(2) 健診で異常があった方

健診で異常を指摘された場合には、胃カメラや大腸カメラで詳しく原因を調べていきましょう。

  • 胃透視検査で所見あり
  • 便潜血検査で陽性だった
  • 血液検査で貧血があった
  • ピロリ菌検査で陽性だった など

健診で異常があった方は胃カメラ・大腸カメラの受診がおすすめ

(3) ピロリ菌の除菌後の方

「除菌したら大丈夫」と思われる方も多いですが、ピロリ菌の除菌後も、胃がんのリスクが0になるわけではありません。胃炎の状態が進んでいるほどリスクが高く、除菌時にすでに小さながんがある場合もありますので、定期的なフォロー検査(目安:年に1回程度)が必要です。

<ポイント>ピロリ菌除菌後も、年に一回を目安とした定期的なフォロー検査が必要です

(4)40歳以上の方

男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃・大腸・肝臓)にかかる方が多くなりますので、特に不調がない場合でも40歳を過ぎたら胃カメラ・大腸カメラの受診がおすすめです。

下図は、年齢階級別がん罹患率の推移です。
40代以降(赤い矢印部分)でカーブが上がり、増加の傾向が見られます。

胃がんと年齢のグラフ
大腸がんと年齢のグラフ

公益財団法人がん研究振興財団から発行されている「部位別がん罹患数2019」では、2019年に日本で新たに診断されたがんは約100万例で、男性が女性の約1.3倍になります。部位ごとの罹患数では大腸が二番目に多く、三番目には胃が続いています。

部位別がん罹患数

さらに以下の2022年のがん死亡数・罹患数の予測を見ても、大腸がん・胃がんは順位が高いことがわかります。

部位別予測がん死亡数と部位別予測がん罹患数(2022)

まだ一度も胃カメラ・大腸カメラの検査をしたことがない方は、ぜひ検査をご検討ください。特に喫煙や飲酒をされる方は胃がん・大腸がんのリスクが上がるため、定期的に検査を受けていただくと安心です。

(5)胃腸の病気で治療中の方・手術を受けたことがある方

胃腸の病気がある方や、手術を受けたことがある方は、主治医の先生に相談し、指示通りに検査を受診してください。

胃カメラ・大腸カメラで早期発見・早期治療

医師や看護師のイラスト

草花クリニックでは、消化器専門の医師が常勤で勤務しており、非常勤の医師とともに内視鏡検査に力を注いでいます。
これまで多くのご予約により受診までお時間をいただくなど、ご不便をおかけしておりましたが、この度多くの方に内視鏡検査を受けていただける体制が整いました!

生活習慣病健診」で胃カメラ検査を実施しております。協会けんぽに加入中の35~74歳の方が受診対象者となりますので、お気軽にお問い合わせください。

胃カメラ・大腸カメラで、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。