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インフルエンザに負けない!

ブログ2019.12.10

12月に入り、寒さも厳しくなってきた今日この頃、今年もインフルエンザの季節がやってまいりました。
熱が出て体もだるいし、学校も休まなければいけないし、外出してもらってしまうのも心配。。。そんなインフルエンザについて少しお話しさせてもらいます。

インフルエンザってどんなウイルス?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因で起こります。38度以上の発熱、頭痛や関節痛、筋肉痛などを伴うことが多く、肺や心臓などに病気を持つ方は重症化することがあります。

インフルエンザウイルスのイメージ

A、B、C型がありますが、主にAとB型が流行します。いわゆる風邪よりも高熱が出やすく、頭痛や関節痛などの痛みが出たり、疲労感が強いといった場合は早めに医療機関を受診し、診察を受けることをおすすめします。

インフルエンザってどううつるの?

インフルエンザの感染経路には主に二つあります。「飛沫感染」「接触感染」です。
飛沫感染とは、感染した人が咳やくしゃみをしたりして、そのしぶきが飛んだものが口や鼻から体の中に入ってしまって感染することです。飛沫はかなり広い範囲まで広がり3mほどまで飛ぶと言われています。

飛沫感染のイメージ

接触感染とは、感染した人がドアノブなどに触ることでウイルスが触れた場所に付着し、別の人がそこに触れ、のどや鼻、口から体内にウイルスが入り込む感染のことです。

接触感染のイメージ

インフルエンザの治療は?

飲み薬のイメージ

飲み薬(タミフル、ゾフルーザ)や、吸入の薬(リレンザ、イナビル)などの治療薬が使用されます。一般的に、発症後48時間以内の治療開始が望ましいとされるため、早めの受診をおすすめします。

薬による治療も大切なのですが、やはり一番大切なのは安静にして休養をとり、栄養と十分な睡眠を確保することで自分の体の治癒力を保つことです。発熱が続く場合は水分が失われやすいので、十分な水分摂取も心がけてください。

睡眠のイメージ

インフルエンザの予防は?

  • 予防接種
  • 手洗い、うがい
  • 適度な保湿

予防接種は毎年、流行が想定されるインフルエンザウイルスを予想して製造されますが、100%ウイルス感染を防ぐことができるわけではありません。しかし、ワクチン接種によって感染率が低下し、感染した場合の重症化が防げるとされているため、流行前のワクチン接種が推奨されています。

体内へのウイルスの侵入を防ぐ目的で、手洗いやうがいはとても大切になります。先ほどの飛沫感染や接触感染によるウイルスの体内への侵入予防として、マスクの着用やアルコール製剤を用いた環境の消毒も有用です。

ウイルスの侵入を防ぐ行動のイメージ

空気が乾燥してくるとのどの粘膜の防御機能が低下するなどして、インフルエンザウイルスが侵入しやすくなるとされているため、適度な湿度を保つことも効果的と言われています。

当院では予防接種のワクチンを提供しております。また、診断・治療についても丁寧に行うことを心がけております。
具合が悪かったり、お困りの場合はお気軽にお問い合わせ、ご来院いただければと思います。

インフルエンザウイルスから身を守るイメージ